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「あの、何か間違えてない?」
クラスで優等生な委員長ポジションにいる私は、知ったかぶりをしてまで賢いふりをしてしまう見栄っ張りな人間だ。
だって、優秀に見られるのも、人から頼りにされるのも気分がいいから。
だけど、そのツケはいつか支払わされるのかもしれない。
これはクラスメイトを欺いてきたせいで与えられた、神様からの試練なのだろうか。
だから、私は、しゃがみ込んで机の上にちょこんと顔を乗せてきたクラスメイトに確認をした。
何か間違えていないか、と。
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