ここは大阪の…

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 ある夜……  1人の白髪の紳士が入ってくると、真っ直ぐカウンター席に着いた。  グレーの背広を着ていて、葉巻でもくるらしそうなイメージだった。  そして、どことなく哀愁(あいしゅう)があった。 「いらっしゃいませー」 「……」 「何をご注文ですか?」 「なんでもいい……」
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