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オフ会準備
いつものコンビニ
レジに並びながら今日もかわいいあの子を見ていた
傷ついた俺の唯一の癒し
そんな時間に割り込む着信音にデジャブを感じる
『・・・あっでた!!お前、なんで配信してねーんだよ
心配すんだろが!!』
「悪いな。仕事が忙しくて」
『そっか。ならいいけど
そーそーオフ会の事、聞いたか??』
「なにそれ?」
『やっぱりーなっとーといよながオフ会するって張り切ってんぞ
で、俺とたけはながスタッフで手伝うんだ
ただ、みんな社会人だろ
中々、話しすすまなくてさーお前手伝え
こーゆーの得意だろ』
大学時代は、まとめ役だったがそれとは、訳がちがう
『じゃーよろしくな!・・・・・』
「あっ!!おい!!滝!!・・・・くそーきりやがった」
「楽しそうですね」
「えっ?」
意外だった
レジ越しの天使るりさんから声をかけかられた
「オフ会いいですね」
「アプリで知り合ったメンバーでオフ会なので
顔もわかんないし怖いですよ」
「けど、頼りにされるなんて素敵です
頑張ってください」
不思議なものだあんなに沈んでいたのに
彼女からそんなこと言われると
ついつい乗ってしまう
この時だけは、単純な自分に感謝
ノリノリでオフ会のスタッフを受けた
まずは、人数集め
幹事、スタッフのファン数を考えて
店を貸し切る事にした
休んでいた配信もまたスタートした
ピロン
『久しぶり元気してた!?』
『なんで配信しなかったの!?寂しかったよー!!』
『配信やってんじゃん!!俺がきたーーーー!!』
「おーすぐに常連ばっか
ごめんごめん仕事忙しくて全然やる暇なかった」
『体には、気をつけてね』
ピロン
キュラソーさんが入室されました
『はじめまして』
「キュラソーさん?新規ですよね!?
はじめまして!ゆっくりしていってくださいね」
久しぶりの配信でいきなりの新規
『あの、噂で聞いてんですがオフ会するんですか??』
「しますよ!幹事は、なつといよなちゃんですが
あっ!なつってなっとーです」
『知ってます。少し前に配信にお邪魔したことあります
配信者さんもオフ会参加されるんですか?』
「はい!一応スタッフなので
なつの配信にも行かれたですね
あいつ、いいやつでしょ!俺、大好きなんです」
『はい、優しくしてもらいました
オフ会は、まだ、参加大丈夫ですか??』
「はい!まだ、募集してますよ!!
まだ、時間があるのでどんどん絡んで仲良くなりましょ!」
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