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置いていかれる恐怖
配信にもなれた頃、僕に触発され
亀とたけはなも配信を始めた
二人とも配信を楽しいんでいた
気づけば二人には、熱狂的なファンができていた
『亀さん、ホントおもしろい
それに声もかっこいいし
私、惚れちゃいそー』
「えー本当に?じゃー俺の彼女になっちゃう?
俺、意外とわがままだよ??」
『きゃー////亀さんのわがままなら
私いくらでもきいちゃう』
本人を知ってるからこそ鳥肌が立つ
別に彼が実際問題モテないわかじゃい
ただ、アイドルの様に黄色い声援を浴びているのが
しっくりこない
たけはなもそうだった
「リクエストされたから歌いましたが
ホントお耳汚しで申し訳ないです」
『//////もー耳が幸せすぎる
たけはなくんは、優しくて歌もうまくて
話すと愛嬌があってかわいいとこが大好き』
飲み会の後から柴犬の様になついて来る後輩の姿は、
素直に可愛かった
男同士だから魅力を感じないだけなのだろうか?
こっちの黄色い声援にも鳥肌がたつ
どんどん増えるファンどんどん増える信者系リスナー
最初は、応援できたが自分とのファン差が縮まるにつれて
素直に応援できなくなっていった
少し助かったのは、二人からの電話の無い事だ
アプリ内で会話をするにつれてリアルの付き合いが
すこし薄くなった気がする
そんな事を考えながら配信をスタートした
いつもの常連さんですぐに配信は、盛り上がった
配信初めて少ししてから
ピロン
『こんばんわ』
「こんばんわ!新規さんですね
よかったらゆっくりしていってくださいね」
ピロン
「また、新規さん!こんばんわ」
『あれ??亀、いると思ったんだけどなー』
『私もいると思ってきたけどいないみたい』
「お二人とも亀を探してるんですか??
最近、俺の配信にこないですよ
仕事が忙しいのかもしれませんね」
『早く配信してくれないかなー』
『ねー亀の声聴きたいよね』
そこから二人の亀の話がエスカレートしていった
『あの低音ボイスがいいんだよねー』
『その割に口調明るくて笑わせてくれると事か
ホント好き』
自分のペースにもっていかないと話が流される
「あいつ人気なんですねー大学時代から知ってますけど
あいつがモテるとかウケる」
この発言は、火に油だったようだ
2人の会話は、ヒートアップした
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