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「あれ?」
「あ?」
お姉ちゃんから指定された待ち合わせ場所へ行けば、今朝、学校に行く前に別れた潤が、携帯電話を片手にそこに立っていて、思わず、疑問の声が出る。
「何で、潤がここにいるの?」
「いや、何でって」
「ひより!潤くん、お待たせ!」
「ごめん、待っただろ?」
「…え?」
カツン、と聞こえた足音と声に振り返れば、お姉ちゃんと、涼兄ちゃんが、並んで歩いてくる姿が見え、私は二回目の驚きの声を零した。
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