第2話 地球滅亡のお知らせ

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第2話 地球滅亡のお知らせ

好きだと思った始まりなんて、覚えていない。 小さな頃にはもう、お隣の(りょう)兄ちゃんが大好きで、幼い頃は、私のお姉ちゃんとお兄ちゃん、お兄ちゃんの弟の(じゅん)と一緒に遊んでいた。 私だけ、一番誕生日が遅くて、お兄ちゃんとお姉ちゃんは、同じ年を生きて、私と私よりも2つ年上の潤とは違い、高校、大学、社会人と、二人とも、ドンドン先に、大人になっていて。 ここ数年は、お兄ちゃんも、お姉ちゃんも、家に居ることが少なっていて、たまにお姉ちゃんが帰ってきた時に、お兄ちゃんも、帰ってきていて、二人とも帰ってくるタイミングが一緒なんだ、とそんな風にしか、思っていなかった。
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