7人が本棚に入れています
本棚に追加
「その人沙喜ちゃんの知り合いだったんだー」
「さっき叫んでた人でしょー」
「大丈夫なのー?」
もうクラスに慣れたのか初対面の人相手に容赦がないなまったく。
「大丈夫だよー。ちょっと緊張してただけだから。ねー!」
ねー! じゃないわ! ムカつくわー、良いよなーそっちは随分と楽しそうに馴染んでいらっしゃるご様子で。
「五坂略です。よろしく」
まぁ、ここまで紹介されちゃあ自己紹介するしかないだろう。
「へえー、略かー面白い名前だねー」
悪かったな面白くて!
「よろしくね、リャックン」
なんか勝手にあだ名がついてしまった。でも、リャックンはないよなー?
「良いねー、リャックン」
「じゃあ、リャックンに決定!」
マジですか。この際逆らうことは不可能だな。仕方ないから了承してやろう。べ、別に気に入ってる訳じゃない。
「私はミルカ・ヒルヴィ。ミルカって呼んでね」
こいつがこのグループの中心みたいだな。
「私はアン=クリスティン・ダールクヴィスト。アンって呼んでちょうだい」
俺にあだ名をつけたやつか。
「私は雪冷花ゆきれいか。武術が得意だ」
ん? なんだこいつ他のやつとは違う気がする。やけに向こうもこっちを警戒してるみたいだし。
まぁ、そのうち分かるか。
他にも数人いたがめんどくさくなってあまり聞いていなかった。
最初のコメントを投稿しよう!