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精霊歌
担任の教師が今日の授業の終わりと解散を告げると、またクラスがグループごとに別れていく。
結局、ここがどんな学校で、何をしているところなのかは今日一日じゃ理解出来なかった。人に話を聞くのが最も楽なのだが、自分が入る場所のことも知らないのはあまりにも不自然である。
俺が熟考していると、沙喜に手招きされ教室の端まで移動する。
歩く度に響く金属音。俺はこれが――冷たい金属の教室が――あまり好きではない。
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