7人が本棚に入れています
本棚に追加
さて、この学校のことは分かりかけてきたが、次はあの雪とかいうやつだな。
あの“新しい友達と仲良くなろうの会”とやらで何か分かるかもしれない。
今日の放課後って言ってたな。
とりあえず行ってみっか。
場所、時間、人数、等々何も聞かされていないんだが......。
俺は沙喜と合流し、会場を目指した。
結局のところ、会場というのはミルカの屋敷だった。彼女はいわゆる上流階級らしく、玄関先で素朴な感じのメイド服を着た――つまりメイド――に出迎えられ、教室ほどの広さの部屋に案内された。そこにはお茶とお菓子が置かれた小さな円形のテーブルがあり、羽毛を使った柔らかく幅の広い椅子が置かれている。応接室だろうか。
最初のコメントを投稿しよう!