第3話 めっき

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「これしきのものが重くてどうする。鍛え方が足らんぞ」  はい、鍛えたことなんかありません。それはあっちの優もこっちのユウも同じだったようだ。 「社長、ユウは子供だしデスクワーク専属だから仕方ないですよ。ヤマシタ工房では机上の天才って言われてたんですから」 「けっ。たかだか3kg程度のレイピアひとつ持てないようで、男が勤まるかよ」 「勤まるかどうか、そこのおねーちゃんで試してみましょか?」  わ、わ、わ、ワシの大切な孫娘に手を出しやがったらその首と胴体を切り離してやるからなー、と言ってあばれる爺さんを今度は全員で抑えていた。  孫娘だったのかい。ところで、このままではとても不便である。それぞれ自己紹介をしていただこう。  私はハルミ・カンナギ(神凪春美)。14才双子の姉だ。身長は164cm、体重はそこそこ。3サイズは秘密だが、ぽんきゅっぽんで名高い騎士の見習いである。  私はミヨシ・カンナギ(神凪美芳)。同じく14才双子の妹。身長、体重その他も姉さんと同じ。家事手伝いで攻めより受けです。  なんか不適切な単語が混じってなかったか?     
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