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医者は考えていた。
そして、医者は静かに答えた。
この出血量だと助からない。
明日どころか今晩亡くなる可能性が非常に高い。
正直、生きてることが奇跡に近い状態。
それでも、出血が止まれば
あるいは助かるかもしれない。
仮に助かっても
一生意識が戻る可能性はないでしょう。
絶望的な宣告を受けた。
信じられなかった。
妻の姿を見たが、
顔色が悪いだけで
静かに眠ってる姿だった。
死が直面していることを
信じられなかった
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