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急いで飛び起きて、カーテンを引き開ける。
いつの間にか朝の光が辺りを照らし出している。
そこを走っていたのは、確かに彼だった。
なんだ……。
走る時間帯を変えただけだったんだ……。
私はなんだか気が抜けて、そのまま彼を見つめていた。
すると、彼が私に気づいてぺこりと頭を下げた。
私も慌てて頭を下げ返す。
やだ、私、寝間着のままだ!
急いでカーテンの影に隠れる私に、彼の「おはようございます」の声が聞こえていた。
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