第14話:事件と被害者とメモ

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「何ということだ‥私のパーティーで‥」 スタンレーはよろめく。 「とりあえず、憲兵隊が駆けつけるまでパーティーの参加者はここから出ないようにスタンレー氏から手配をお願いしますねぇ」 立花は、無表情でスタンレーに指示を出す。 「タチバナ、どういう事だ。まさか‥」 スタンレーの顔が青くなった。 「断定は出来ませんが、殺人事件かもしれませんねぇ。そうなれば、我々出席者は容疑者になりますからな」 立花は当然のように言い放つ。 「承知した。君の言うとおりにしよう」 スタンレーは部下に指示を出した。 「ガルシア、どうしてこんなことに‥」 クラウドが走ってきた。 「どうして、お前が毒殺されなきゃいけないんだ。教えてくれよ、なあ探偵さんよお」 クラウドは立花に詰め寄る。 「落ち着きなさい。まだ、殺されたと決まった理由ではないんだよ」 立花は、クラウドをなだめる。 「あら、私は誰かのてっきり恨みを買って殺されたんだと思ったけど‥」 フィリアが横から顔を出す。 「ガルシアさんどうして‥」 ケイトは涙を流していた。
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