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「何ということだ‥私のパーティーで‥」
スタンレーはよろめく。
「とりあえず、憲兵隊が駆けつけるまでパーティーの参加者はここから出ないようにスタンレー氏から手配をお願いしますねぇ」
立花は、無表情でスタンレーに指示を出す。
「タチバナ、どういう事だ。まさか‥」
スタンレーの顔が青くなった。
「断定は出来ませんが、殺人事件かもしれませんねぇ。そうなれば、我々出席者は容疑者になりますからな」
立花は当然のように言い放つ。
「承知した。君の言うとおりにしよう」
スタンレーは部下に指示を出した。
「ガルシア、どうしてこんなことに‥」
クラウドが走ってきた。
「どうして、お前が毒殺されなきゃいけないんだ。教えてくれよ、なあ探偵さんよお」
クラウドは立花に詰め寄る。
「落ち着きなさい。まだ、殺されたと決まった理由ではないんだよ」
立花は、クラウドをなだめる。
「あら、私は誰かのてっきり恨みを買って殺されたんだと思ったけど‥」
フィリアが横から顔を出す。
「ガルシアさんどうして‥」
ケイトは涙を流していた。
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