第17話:犯人とテーブルとナイフ

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「名探偵と聞いていましたので、もっと頭の良い方だと思っていました。確かに、シェフだから、料理に毒物を混ぜることは可能だと思われたかもしれませんが、今、私は一身上の都合で厨房には入らず支持だけをメモで出しただけです。そうですよね、スタンレーさん」 ケイトは犯人扱いされたにも関わらず、冷静に話していた。 「ケイトの言っていることは本当だ。こんなにお腹の大きいのに厨房で働かせる理由には、いかないからな」 スタンレーは同調する。 「もちろん、私は料理に毒物が入っていたとは思ってません。ノーマン氏は、シャンパンから毒物を摂取したのですから」 立花は説明する。 「何を言っているのですか?シャンパンは2つとも毒が入ってなかったと、あなたが証明したじゃないですか」 ケイトは怒りを抑えた表情で言った。
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