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第9話:痣と転移魔法と鼻歌
第9話
「1つ分からないんですが、立花さんはどうしてあたしが、父を探していることを知っていたのですか?村長さんにも話して無かったのですが」
あたしは、今日1番の疑問を尋ねてみた。
「ああ、それはねぇ」
立花は、あたしの右手の甲を指差した。
「気付かないのも無理はないけど、右手の血管に魔痕が残っている。これは、膨大な力の魔法を当てられた時に出る痣なんだ」
あたしは、じっと右手を見てみた。
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