第12話:奥義とホテルとドレス

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第12話:奥義とホテルとドレス

第12話 宿場町で1泊したあたし達は、船着き場のあるシンポート王国に向かった。 「このペースなら夕方には着きそうだねぇ」 相変わらず立花はノー天気そうな声だった。 「セイファー流剣術、奥義、終焉の蛇群(ラストスネイク)」 一度だけ、10m以上はありそうな超巨大な4つ首の竜(ヒドラ)と遭遇したとき、ニーナは初めて技らしいものを使った。 ニーナの剣の刀身が無限に増殖しているように見えた。そして、それぞれが意思を持った蛇のように、ヒドラの4つの首に襲いかかる。
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