第15話:シャンパンと緑色とお手柄

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第15話:シャンパンと緑色とお手柄

第15話 ガルシア=ノーマンは25歳、シンポート王国議会の議員秘書である。 その仕事振りは、上司に忠実すぎるとの評判だった。 彼の幼馴染の1人であるフィリア=トリビアーノは語る。 「昔から立場の上の人間には顔色を伺って、シッポばかり振っていたわ。理不尽な命令にも、必死で従うの。次第に嫌われ者になっていったわ。そりゃあ顔は良かったから、関係のない女にはモテていたけど」
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