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8回目のコールで、ようやく母が出た。
「はい、もしもーーー」
「お母さんっ!?」
「どうしたんね? そんな慌てて」
「お母さん! 今すぐ私の病院に来て! 霊安室!」
「はぁ? なんで? どうしたんね? 」
「なんでもいいから、早く来て!」
とても、上手く説明できる気がしなかった。
私はもう一度写真を見て、そしてどこか祈るような気持ちで母へ言う。
「もしかしたら、おじいちゃんが死んだかもしれん」と……。
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