Lv.2 個性豊か過ぎる仲間達

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校舎は思ったよりもずっと立派で、広かった。 …体力のない俺にとってはクラス移動だけでも辛そうだ。すぐに着くと思ったクラスも意外と遠く、息が切れる。 こりゃ、これから大変だわ。 やっとついた俺のクラス、B組には既にたくさんの生徒がいた。取り敢えず、目立たないように黒板に書いてある座席表を見て自分の席に座る。 「はぁ…疲れた…。」 椅子に座って休むと一気に疲れがやって来て、現実に戻る。 指示されるがままに学園に来て、入学式に参加してしまったが、ゲームの世界に入る…なんてこと、起こるわけないんだよな…。 俺はダンジョンに参加しようとして…眠くなった。で、気付いたらリミューズにいた。 ってことは、やっぱりこれは夢なんだよな…。 でも待てよ、この引きニートの俺が、誰も知っている人のいない世界で、学園に入ったってことは… 高校デビューが可能なんじゃないか?! こ、これは…最高の夢かもしれないな。 アバターの姿のおかげで俺は今、イケメンだ!! ーーーするぞ、高校デビュー!!!! 俺はキラキラしたリア充学生になると決意した。
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