特別番外編『恋するモブ子のドキドキ受け付け業務』①

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「新田さんっ、新田さんっ!」 「!!」 先輩の野沢に急かされて、慌てて顔を向ける。 視線を向けた先には、華林曰く運命の人が。 「カッコイイわねぇ~!」 野沢が、うっとりと呟いた。 会社の前に停まった車から、件の人物が長い足を出して降り立っているところだった。 男が自動ドアを潜り抜けて、社屋へと入ってきた。 華林と野沢は、その場に急いで立ち上がった。 華林は目をキラキラと、輝かせた。 長身に、長い手足。 スーツの下でも鍛えられていると分かる体。 何よりもその顔。 顔がイケメン過ぎる!! なによりも社長っていうのが、余計に彼を魅力的にしているんだと思う。 まともに見つめ合ったら卒倒寸前だわ。 華林はそんなことを思いつつ、九条が近づいてくるのをドキドキしながら見つめていた。
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