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「新田さんっ、新田さんっ!」
「!!」
先輩の野沢に急かされて、慌てて顔を向ける。
視線を向けた先には、華林曰く運命の人が。
「カッコイイわねぇ~!」
野沢が、うっとりと呟いた。
会社の前に停まった車から、件の人物が長い足を出して降り立っているところだった。
男が自動ドアを潜り抜けて、社屋へと入ってきた。
華林と野沢は、その場に急いで立ち上がった。
華林は目をキラキラと、輝かせた。
長身に、長い手足。
スーツの下でも鍛えられていると分かる体。
何よりもその顔。
顔がイケメン過ぎる!!
なによりも社長っていうのが、余計に彼を魅力的にしているんだと思う。
まともに見つめ合ったら卒倒寸前だわ。
華林はそんなことを思いつつ、九条が近づいてくるのをドキドキしながら見つめていた。
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