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「う~ん、違うと思うわよ。社長から女への扱いテキトーだったし。特定の女連れてないしね~。まっ、私みたいな素朴なビジュアルじゃぁ勝ち目はないわよ」
林は目鼻立ちのスッキリとした美人だ。
それでも太刀打ち出来ないとは…。
「…諦めますね、私」
「社長は目の保養。眼福として、ここから見つめさせて頂きましょ?」
林が華林の頭を撫でる。
「万が一、シンデレラになれる事があるかもよ~?それまでは、他のイイオトコを捕まえて女を磨いておきましょ♪」
林の言葉に華林は、大きく頷いた。
「はい!!」
そんな夢の様な日は、来ない。
華林が見かけた少年・祐羽を九条が美味しく頂き、それから夢だったら良かったのに…という波瀾の人生を歩むとは。
華林は勿論、祐羽も知らない。
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