第1章 神様うっかりミス

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第1章 神様うっかりミス

 いきなりだが、バケツをひっくり返したような雨という言葉を知っているだろうか。雨が非常に強く降っているときに使う言葉だ。 さて、なんで急にこんな話をしたのかというと……僕は日課の真っ最中に突如発生した大量の水に巻き込まれたのだ、なぜこんなところに突如としてこんな量の水がと考えたがそんな思考は水と共に流されてしまう。 「あばばば、ちょっまやばい死ぬ?!」  夏のある日突如起こった水害により一人の青年が死んでしまうという悲惨な事故起きる。大量の真水が突如として発生した原因が全く分からない。そして、この現象は学者たちを大いに悩ませた。 数々の可能性を上げたが何一つ立証できずそして、誰一人その真相を明かすことはできなかったという。  そして原因がわからないままこの事件は自然発生した水災害として処理された。   尊い犠牲となってしまった新庄走太19歳の遺体は警察の必死の捜索末発見できずそのまま葬儀は行われた。  こうして謎の水害事件は幕を閉じたのだった……  ーーーー 「いや、本当にすまんかった」  目の前で一人のおじいちゃんが土下座している、それはもう見事な土下座だ。     
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