場面:紅の料亭

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ルキア:「そんなあんた、アホかいな。」 アシダ:「まぁまぁ、最後まで話し聞いてあげましょう。」 ルキア:「ベスさん、あんたも見るからに冒険者やろに。あんただけでいけやんのか?」 ベス:「私も駆け出しの冒険者なもので、私だけだと不安で…。この町で名の知れている冒険者を探していたのです。」 ロゼ:「大事な報酬の話を聞けてない。教えてほしい。」 小さな人形:「今、私から渡せるものは、この小さなサイコロ3つです。結晶石でできているため、依頼料ぐらいにはなると思います。後、一人あたり500ガメルお支払いしたいと思っています。」 アシダ:「困っている人がいたら助けるのがアッシの人情でやんす。」 ルキア:「アホアホ、言うてすまんかったな。困った時は、お互い様か。」 ベス:「ありがとうございます。」 小さな人形:「今日は、夜がもう更けているので明日、この町の北出口で落ち合う形でいいかな?」 ルキア:「そうか。ほな、明日な。」 ベス:「明日、よろしくお願いします。それでは、私はこの人形と一緒に宿へ帰ります。」 ロゼ:「また~。」 アシダ:「……。」 ベスと小さな人形は、酒場から去っていきました。 アシダは深刻な表情をしながら、「金貸してくれないか…500ガメルでいいんだ。」 ルキア:「あんた、いい加減にせえよ。この前もお金かしたやないか。そんなんお金を返してからいいや。」 アシダ:「(ケチな野郎だぜ…)ちょっと、先に失礼するぜ。」 ルキア:「なんかいったか?!(怒)どこいくんや。」 アシダ:「ちょっとな。また、明日。」 ロゼ:「また~。」 ルキア:「なんや、ホントに帰りおったで。ロゼさん、飲むか~。」 ロゼ:「お酒飲めないのん~><」 ・・・数時間後 ルキア「会計して帰りますか~」 ロゼ:「そうだのん~」 店員:「合計で50ガメルになります。」 ルキア:「50ガメルか。結構いいねしたな。二人で、25ガメルか。」 ロゼ:「アシダは、どこのん?お金置いてないのん。」 ルキア:「………ア、アシダ~!!!(怒)」 店の中でルキアの怒号の声が響き渡りました。
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