0人が本棚に入れています
本棚に追加
ルキア:「そんなあんた、アホかいな。」
アシダ:「まぁまぁ、最後まで話し聞いてあげましょう。」
ルキア:「ベスさん、あんたも見るからに冒険者やろに。あんただけでいけやんのか?」
ベス:「私も駆け出しの冒険者なもので、私だけだと不安で…。この町で名の知れている冒険者を探していたのです。」
ロゼ:「大事な報酬の話を聞けてない。教えてほしい。」
小さな人形:「今、私から渡せるものは、この小さなサイコロ3つです。結晶石でできているため、依頼料ぐらいにはなると思います。後、一人あたり500ガメルお支払いしたいと思っています。」
アシダ:「困っている人がいたら助けるのがアッシの人情でやんす。」
ルキア:「アホアホ、言うてすまんかったな。困った時は、お互い様か。」
ベス:「ありがとうございます。」
小さな人形:「今日は、夜がもう更けているので明日、この町の北出口で落ち合う形でいいかな?」
ルキア:「そうか。ほな、明日な。」
ベス:「明日、よろしくお願いします。それでは、私はこの人形と一緒に宿へ帰ります。」
ロゼ:「また~。」
アシダ:「……。」
ベスと小さな人形は、酒場から去っていきました。
アシダは深刻な表情をしながら、「金貸してくれないか…500ガメルでいいんだ。」
ルキア:「あんた、いい加減にせえよ。この前もお金かしたやないか。そんなんお金を返してからいいや。」
アシダ:「(ケチな野郎だぜ…)ちょっと、先に失礼するぜ。」
ルキア:「なんかいったか?!(怒)どこいくんや。」
アシダ:「ちょっとな。また、明日。」
ロゼ:「また~。」
ルキア:「なんや、ホントに帰りおったで。ロゼさん、飲むか~。」
ロゼ:「お酒飲めないのん~><」
・・・数時間後
ルキア「会計して帰りますか~」
ロゼ:「そうだのん~」
店員:「合計で50ガメルになります。」
ルキア:「50ガメルか。結構いいねしたな。二人で、25ガメルか。」
ロゼ:「アシダは、どこのん?お金置いてないのん。」
ルキア:「………ア、アシダ~!!!(怒)」
店の中でルキアの怒号の声が響き渡りました。
最初のコメントを投稿しよう!