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場面転換:紅の料亭の外
その頃一方、アシダはというと・・・
アシダ「また、金を借り損なったぜ。まぁ、店代浮いたからいいか。ハハハ」
外で一人ごとをつぶやいていた。
それもあったが、本来の目的とは別にアシダには考えがあったようだ。
アシダ:(きっと、宿に泊まるはずだろう・・・。確か、この町の宿はあっちか)
アシダは、紅の料亭から出て、ベスと小さな人形を追いかけ、追いつくことができた。ベスと小さな人形が微かに話しているのが聞こえた。
ベス:「本当によかったです。一人であなたを助け出すことができる自信が無かったです。」
小さな人形:「はじめて話しかけた人があなたのような冒険者でよかった。あの冒険者の皆様もいい人だといいけれど。」
ベス:「きっと、いい人に決まっていますよ。」
そうこうしている内に、宿に着いた。宿にベスと小さな人形が入って行くのを確認して、しばらくして宿に入っていった。
宿の店員:「いらっしゃいませ。」
アシダ:「今日、泊まることはできるでやんすか?」
宿の店員:「今日は、空いてますので、泊まれますよ。50ガメルになります。」
アシダ:「そうでやんすか。お願いしやんす。」
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