アナタだけはボクが護ります

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「たとえ、どんな敵が来ようと、アナタだけはボクが護ります」 そう言ってくれたのは、私の学校の後輩のジュン。 学校といっても、もう生徒は、ほとんどいない。 2019年、世界の終わりが始まった。 5月6日、シャドーと呼ばれる黒い影の塊が1体出現。 シャドーは、その体の中に次々と人を取り込んでいった。 次の日にはもう1体増え2体、 さらに次の日にはもう1体増え3体 8月13日には、100体にもなっていた。 私とジュンは、ある建物に隠れて暮らしている。 「アナタだけはボクが護ります」 そう言われると、心が苦しい。 このシャドーを生み出したのは私なのだから。
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