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軽く会釈を返す。
家族の人の数も増えている。生前慕われていたんだな…
装置の前に戻り画像を確認、特に異常は見られない。やはり病死か…
終わった…帰ろ
装置の電源を落とし電気を消し撮影室を出てドアに鍵をかける。
撮影した画像の説明を診察室で聞いているらしく、待合には誰もいない。その隙に外へ、外は薄ぼんやりと明るい。
来た時は真っ暗だったのに…
道を新聞配達らしき単車が走っている。
帰ろう…
車に乗り込みエンジンをかける。静かな朝にエンジン音が響き渡る。
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