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切なくて、胸が熱くなって、悔しくて、悲しくて。そういう感情を全てぶつけたキスだった。 私たちはこの美しい終焉のアクアリウムを泳ぐ。空気を求めて何度も顔を出す魚のように、あがく。それは、とてもちっぽけで、みっともないかもしれない。 でも全力で生きる。私は、私たちは、最後まで恋することを諦めない。 __キスが本当に変わるまで。
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