結末

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しばらく二人は、その場でじっとしていた。 ざわざわと背筋を寒気が走る。 薄暗い店には、ブラインドの隙間から光が射し、埃や硝煙の立ち昇っているのが見えた。 店内は、しんとしている。 しかし、外では再び、車の急ブレーキ音や、大勢の人の怒声が響いている。 車のドアのバンという開閉音がして、しばらくして店のドアが開いた。 ジョルジォとエンリコは身を固くし、カウンターから厨房へと、そろそろと這って移動しかけた時、ミカエルさんの声がした。 「おい、ジョルジォ、エンリコ無事か? もう大丈夫だ」 二人はまだ身を低くしたまま、カウンターの端から店内を覗くと、そこにはミカエルさんと大勢の警察官がいた。そして多数の死体(ボディ)も。
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