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翌日、シカゴ市警分署に出勤したジョルジォとエンリコは、警察署長に呼ばれ、署長室に来ていた市長から直々にねぎらわれた。
署長室を出た二人に、ミカエル・ジャンニーニ刑事が、珍しく笑みを浮かべて声をかけて来た。
「おつかれさん。こんな大きなヤマは初めてだったな」
「結局、殺しは防げなかったし、取引現場も押さえられなかった。何も出来てないです」
ジョルジォが苦々しそうに答える。
「まあ、そんなもんだ。肉屋は生きてても、この町にとって災いでしかないし、アルの野郎も一生牢屋にぶち込める、万々歳だ。これで一件落着だよ」
淡々と言ったミカエルさんは、署長室の扉をノックして部屋に入って行った。
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