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「おめーみてーな下っ端がガタガタ抜かすんじゃねーよ。おめーの仕事は、ここで見張ってて、動きがあったらすぐ俺に連絡する。それだけだ」
そう言うと、ミカエルさんはドアを開け、きょろきょろ周りを見回して足早に行ってしまった。
違うポイントの見張り役に、発破かけに行ったのだろう。
退屈で長い一日が終わると、店の裏口から出て来たジョルジォが、エンリコの車を見て頷くと、足早に舗道を歩き始めた。
エンリコはゆっくりと車を運転し、彼の後ろを従いて行く。
ようやくねぐらに帰れるのだ。
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