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舌が傷の跡をなぞる度、腰や背にも震えが走った。服を掴んで、痺れて行くような快楽に身を任せた。
手が、胸に触れて少し硬い指先が粒を潰す。押し込まれると恥ずかしく硬くなってきているのが伝わる。そんな些細な認識すらも、快楽に繋がっていく。
「はぁ……ぁ」
「しっかり反応しているな」
苦笑気味に言うジェイクの手が、膨らんでいる前に触れる。瞬間、息が詰まった。また期待に奥が疼く。強い刺激を期待している。
「もぉ、触ってよ……俺、欲しい……」
「まだだ」
お預けを言い渡されるような気分で困ってしまう。泣きそうな顔をすれば、目尻に唇が触れた。
「気持ち良くしてやるから、少しは辛抱しろ」
そんな言葉にも、期待した。
厚めの唇が硬く尖った乳首を舐めてしゃぶる。軽くされるのではなく、熱い舌が絡まるように嬲り、吸い、周囲を含めて刺激される。
クラクラしながら喘いだ。一ヶ月以上も我慢して待ち望んだ刺激はこんなにも甘美だったのかと驚いてしまう。
我慢出来ずに擦り付けるように腰を揺すった。不規則に擦れる昂ぶりに自然と息が上がる。頼りなく、恥ずかしくゆるゆると擦っている。
「節操がないぞ、レイバン」
「だってぁ」
「まったく、仕方がないな」
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