第1章 第1話 異世界へようこそ

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第1章 第1話 異世界へようこそ

主人公カズは異世界へと足を踏み入れた。 「さて、こうして異世界へ来てみたはいいけど、どうするかな」 (まさか、あのゲームが異世界の入り口だとはな。) 「とは、言ってもバトルをする気にはなれないし」 (あのゲームでは、たしかすごい美女がいるんだったな。) 「探してみるか」 「と言っても、なかなか見つからない。どこにいるのかな。手がかりがあればな」 「貼り紙があるな。ん?俺の名前が書いてある」 (この世界に迷いし勇敢なるものよ。この世界の奥地にいると言う美女を探しだしてみよ。見事探しだしてきたときは褒美をとらせよう。 王より) 「奥地か。地図があればな」 「何か入ってるな」 (これは地図?どこから出てくるんだ?) 「まあ、地図があるなら、安心だ」 美女探しスタート ①西の山城攻略 ミッション 城の壺を取ってくる 「ミッションってクエストか?やらないって言ったのに。」 「どこだ?あそこか」 あ、あった。 「そーっと。そーっと」 「おや、何をお探しかな?」 「いや、何も」 「壺は渡さんぞ!」 「何で?」 「やはりか。ここに不審なやつがいるぞ」 「ちっ。仕方ない。やってやるか」 「では、こちらの課題をこなしていただこう」 「なんだ?」 「この城のどこかにここでしか手に入らない桃が置いてある。それを我が手下より先に見つけるのだ。出来たら、壺をやろう」 スタート! カズ 12分27秒 手下 12分25秒 ミッション失敗 「残念だったな」 「くそっ。これで終わりなのか?」 「チャンスをやろう」 「よく聞くがよい。この城の奥の部屋に、城に伝わる宝刀がある。本来は誰にも触らせないんだが、それを手下より早くここへ持ってこい!」 スタート! カズ 10分43秒 手下 11分06秒 ミッション成功 「よくぞ、やった。褒美の壺じゃ」 「ありがとう」
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