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第2話 美女探し(序章)
さて、ここからが本番だが、地図によるとまだまだあるんだな。いまいるのは、まだはじめの方だ。
美女は山の近くにいるみたいだ。
「まず、山にいくのに、分かれ道を通るか。あと少し行ったところだな」
「ここか。何も書いてないな。どこへ通じてるか分からないよ」
「ん、左が山のふもとで右が山に通じる洞窟?」
「どちらもパッとしないけどな。」
(どっちが正解なのか?片方は罠だろう。)
「右にしてみよう」
「あれ、行き止まりだ。こっちが外れだったか。戻らないと」
「道が分からなくなったな」
「とりあえず、来た道を戻ろう」
(あれ、また分かれ道だ。違うところへ来てしまったようだ。)
「右が川へ通じる道、左が小さな農村?」
(さっきは洞窟だったのに。)
「左にしてみよう」
「なんか見えてきたな。村だ。正解なのかな?」
「あの、すみません」
「何かね?」
「この世界にいる美女を探しているものですが、こちらで良いんでしょうか?」
「こっちは何もないよ。でも、戻るのも大変だからここで休んでいきなさい」
「ありがとうございます」
朝
「あれ、ここはどこだ?たしか、村で休んでいたはずだけど」
(この先、美女が住む町への入り口の山)
「どうやら、あと少しみたいだ」
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