2人が本棚に入れています
本棚に追加
青年:ダン
「あの、ヒルマさん…
身体からめちゃくちゃ煙出てるんですけど
どうなってるんですか?」
我は笑う
我:一條 比留間
「この黒煙は我が生成してるのだ…
貴様の平均体温は何度になる?」
ダンサーの青年はもう片方のイヤホンも外した
青年:ダン
「自分は36度ですけど」
我は頷く
我:一條 比留間
「そうだろ…それが普通だ
我の平均体温は6000度だからな…
黒煙が出てもおかしくなかろう
我は燃えてるのだから。」
ダンサーの青年は唖然とした
様子でこちらを見つめる
青年:ダン
「ま…まさか、あんた…
こ、黒煙火砕竜…!?」
なんだ…知ってたのか
我:一條 比留間
「我も有名になったものだな…
その通り、我の配下になる気はないか?
我を守る盾となれ…」
我は青年に手を伸ばした
青年:ダン
「…い、いやだ…やめてくれ…」
後ずさる青年の背中が木に当たる…
我:一條 比留間
「貴様に拒否権はない!」
我は青年の肩から
腹の中間を引き裂き黒煙を流し込む…
青年は咳き込みながら両膝をつき
地面に倒れたが少しして
糸に吊られるように立ち上がった
「邪竜様…仰せのままに…」
我は嬉しくて仕方ない
我に配下ができたのだ!
最初のコメントを投稿しよう!