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今現在、あの封印の地を守る先住民族はいない…
まぁ…所詮は伝説にすぎないから
僕はそんな話信じてないんだけど…
「一條、何してる営業なんだから
さっさと外回りをしてこい!」
っと、営業部長に怒られてしまった
僕は鞄を片手に立ち上がって会社からでる
今日は最新の電子電卓を買ってくれそうな
取引先に行くことになってるんだよな…
確かあっちだったか
¢数時間後¢
商談した結果いまいちだった
どこが悪かったんだろう
僕は今日の商談を振り返る…電子機器の
仕様説明をしたまではよかったんだが
会社に戻って結果報告かぁ
嫌だな…また、営業部長にどやされる…
僕はふと、会社の裏側にある
廃ビルが気になりそちらに向かって歩く
目に見えない何かに誘われてる気がするんだ…
鞄を芝生の上に落として、廃ビルのそばまで来るっと
建物の割れた窓から突然、黒煙があがった!
僕は廃ビルを見上げる…
火災でも起きてるんじゃないかと思うぐらい
もくもく立ち上る黒煙、消防車を呼ばないと!
って…携帯は鞄のなかに…
振り向くとだいぶ離れたところに鞄が落ちていた
取りに戻ろうとしたとき
もくもくした黒煙の中から紅い瞳が現れた!
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