1章¢黒煙火砕竜の邪竜伝説¢

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今現在、あの封印の地を守る先住民族はいない… まぁ…所詮は伝説にすぎないから 僕はそんな話信じてないんだけど… 「一條、何してる営業なんだから さっさと外回りをしてこい!」 っと、営業部長に怒られてしまった 僕は鞄を片手に立ち上がって会社からでる 今日は最新の電子電卓を買ってくれそうな 取引先に行くことになってるんだよな… 確かあっちだったか ¢数時間後¢ 商談した結果いまいちだった どこが悪かったんだろう 僕は今日の商談を振り返る…電子機器の 仕様説明をしたまではよかったんだが 会社に戻って結果報告かぁ 嫌だな…また、営業部長にどやされる… 僕はふと、会社の裏側にある 廃ビルが気になりそちらに向かって歩く 目に見えない何かに誘われてる気がするんだ… 鞄を芝生の上に落として、廃ビルのそばまで来るっと 建物の割れた窓から突然、黒煙があがった! 僕は廃ビルを見上げる… 火災でも起きてるんじゃないかと思うぐらい もくもく立ち上る黒煙、消防車を呼ばないと! って…携帯は鞄のなかに… 振り向くとだいぶ離れたところに鞄が落ちていた 取りに戻ろうとしたとき もくもくした黒煙の中から紅い瞳が現れた!image=511029377.jpg
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