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2章¢史上最強の厄災、再び¢
ん…誰かが茂みから覗いていたような気がするな
気のせいか、それより…人間が蟻のように働く
会社というところに行ってみたい
この人間の記憶から会社の場所は分かってる
この廃ビルとは向かい側にある建物
そこでこの人間は働いていた
この我が会社からほかの人間たちを解放してやろう
今の我なら造作もないことだ…クククッ
建物のひとつやふたつ潰すなど容易い
我はこの人間が働いている会社に向かう…
「うわああっ!」
なんだ、茂みから人間が飛び出してきたぞ
ふむ…同僚の岩水か…
我はその人間に手を伸ばしたが
あの先住民族が我の道を阻んだ
我:一條 比留間
「忌々しい…なんのようだ、先住民族のリヒトよ。」
我は立ち止まって腕を組む…
先住民族:リヒト
「これから…なにしにいくつもりか
答えてくれないか?」
我はそいつの仮面を見つめる…
我:一條 比留間
「そんなの答える必要ないと思うが
貴様には関係ないだろ…?」
先住民族は道を阻んだまま片手をあげた
先住民族:リヒト
「ぼくにだって関係はあるさ
きみを封印から目覚めさせてしまったうえに
一人の人間の体が乗っ取られた…
これはぼくに責任がる。」
フン…面倒な男だな…
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