111人が本棚に入れています
本棚に追加
/20ページ
***
ご主人様はどうやら私とわかれた後、新入社員の所に行ったらしく、そのまま何処かに消えたらしい。
出かける予定もないのに電話にもメッセージにも無反応でオマケに新入社員といなくなるなんて・・・ご主人様は一体何をしているんですか・・・!
「社長!?まだ、仕事が終わってませんから!」
「そんなの知るか!お前がやれ!」
探しに行こうとするのを邪魔をする秘書は本当に心底、要らない。
「ご主人様に会いに行くのを邪魔する気か?」
「彼女が来てからおかしいです!」
「俺におかしいだと?・・・まぁ良い。とにかく俺の前に立ち塞がるな」
必死に気持ちを抑えながら出来る限り優しく言うと馬鹿な秘書はやっとの事で退けた。
私は社長室を出てご主人様を思い浮かべた。
最初のコメントを投稿しよう!