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あんな酷い上条のことなんて忘れてみーくんと晩御飯を食べ、ゆっくり寝た。
そしてあんなことがあったなんてすっかり忘れて次の日、登校すると。
なんと、教室に着くと上条がいた。
う、うわっ、本当に来たし!
しかも何をするでもなくただ自分の席でぼんやりしてるだけだし……。
あいつは暇な時いつもぼんやりしてるのか…?
つまんないやつだなぁ。
別に俺が席に着いたからってなにか挨拶をするわけでもなく、今までと、上条が教室に来てなかった一昨日までと同じように、ただ黙って座った。
そっちを向かないから目が合うこともないし、声をかけることもかけられることもない。
昨日だけがイレギュラーな1日だったと思わせてくれる平穏な1日が過ぎる。
まあ、ただ違うことは、俺の前の席が休みだったことかな。
今日も数学が安定にわからないし、また英単語暗記しなきゃな……と落ち込んだ。
昼休み。
いつもはのんびり机を片付けてから来るみーくんが、机の上にまだ教科書やノートが授業のままなのにお弁当を持ってこっちに来た。
そして俺の前の席に座った。
「みなとご飯食べよ」
「う、うん? みーくん今日なんか早いね」
「お腹すいてたの」
え~!みーくんのその理由可愛い~!!
ほんとみーくん可愛い癒し~!
ご飯食べてるみーくんほんと可愛いんだぁ
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