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……それにしても。
昼休みにもなってまだ上条座ってるし…。
別にお昼を食べるわけでもなく、ただ座ってるんだけどなに?
不気味なんだけど。
「ねぇ、みなと」
「なぁに?みーくん」
「今日、お弁当多くない?」
「えっ、」
「いつもより、多いよね。2人でこんなに食べれる?おれは食べれるけど、みなと少食だし」
しょ、少食とか言われても……
それはみーくんが沢山食べる人だからだと思うんだけど…?
みーくんは別に身体大きいわけじゃないけど結構沢山食べる。
やっぱりいつも部活で体力使ってるからかな~?
そんなところも大好き。
ん? ってことは、やっぱり部活とかなんもしてない俺は、そう考えるとあんま食べない方なのかも。
食べても、回復させたい体力が無いし。
「二人分にしては多いよね、みなと」
「う……み、みーくんが食べれないなら、無理な…量、かなぁ」
「だよね、みなと」
うっ……みーくん鋭い……
もしかして、バレてる…?それともただの勘?
ま、まあ、俺も一度やると決めたから…頑張らないと……ね。
「うぅ~~…………か、上条!!」
「……、なんだ」
「つ、作りすぎたから、みーくんも食べきれないって言ってるから、ち、ち、ちょっとあ、あげても……い、いいぞ!」
「みなとの精一杯」
めっちゃ勇気を出して言ったのに、上手く言えなかった…。
それにみーくんにやっぱりバレてたし!
うぅ~恥ずかしい!
上条もなんか変な顔してるし!
こっち見んな!このやろう!
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