11月 教科書忘れた

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……それにしても。 昼休みにもなってまだ上条座ってるし…。 別にお昼を食べるわけでもなく、ただ座ってるんだけどなに? 不気味なんだけど。 「ねぇ、みなと」 「なぁに?みーくん」 「今日、お弁当多くない?」 「えっ、」 「いつもより、多いよね。2人でこんなに食べれる?おれは食べれるけど、みなと少食だし」 しょ、少食とか言われても…… それはみーくんが沢山食べる人だからだと思うんだけど…? みーくんは別に身体大きいわけじゃないけど結構沢山食べる。 やっぱりいつも部活で体力使ってるからかな~? そんなところも大好き。 ん? ってことは、やっぱり部活とかなんもしてない俺は、そう考えるとあんま食べない方なのかも。 食べても、回復させたい体力が無いし。 「二人分にしては多いよね、みなと」 「う……み、みーくんが食べれないなら、無理な…量、かなぁ」 「だよね、みなと」 うっ……みーくん鋭い…… もしかして、バレてる…?それともただの勘? ま、まあ、俺も一度やると決めたから…頑張らないと……ね。 「うぅ~~…………か、上条!!」 「……、なんだ」 「つ、作りすぎたから、みーくんも食べきれないって言ってるから、ち、ち、ちょっとあ、あげても……い、いいぞ!」 「みなとの精一杯」 めっちゃ勇気を出して言ったのに、上手く言えなかった…。 それにみーくんにやっぱりバレてたし! うぅ~恥ずかしい! 上条もなんか変な顔してるし! こっち見んな!このやろう!
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