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「その調子でどんどん解けば慣れるだろ」
「わ、わかった……」
ちょっと嬉しくなって他の問題もやる気出てきた…!
問題解けるようになるって楽しい。
みーくんに教えてもらってた時もそうだったけど、勉強ってできるようになったとき嬉しいから頑張れる。
それにみーくんは、褒めてくれたし!
頑張ったね、湊。ってみーくんはいつも言ってくれたし……
「……お前、上達早いな」
「…は?」
「解き方覚えても、普通すぐにスラスラ解けるようにはならないだろ。だからお前は上達が早いなって思っただけだ」
「……え」
な、なに……?
俺は今……褒められて、る?
料理じゃなく、勉強で……?
常に学年1位の孤高の王様に…?
えっ、なっ、なっ、なっ、なにそれ…!?
か、か、上条なんかに褒められても別に…!
う、嬉しいとかあるわけないし!
みーくん以外の人に褒められても嬉しいわけないし…!
しかもあの上条って……
「……は?おい、どうした?」
「……な、…ちが……」
「顔…赤いぞお前」
「うっ、う、嬉しくないからな!」
「は?何言ってんだお前」
「か、上条なんかに褒められても嬉しくないからー!」
う、嬉しくない!
ふわふわした気持ちになんかなってないー!!
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