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「ただいま。みなと」
「………みーくん……おかえり…」
な、なんだか疲れた…。
上条、機嫌がいいのか知らないけどこんな、褒めてくるなんて思わなかったし…
いや、本人はそんな自覚ないのかもしれないけど……
上条なんかに喜ばされたくない…
「みなと…勉強どう?」
「まあ…まあ?」
「良かったね」
みーくんが優しく微笑んでくれた。
みーくんの笑顔、癒されるなぁ。
みーくん、可愛いからなぁ。
……ん?
部活終わりのみーくんが帰ってきた…?
「あ!ご、ごはん!」
も、もうご飯用意してなきゃいけない時間!
勉強してて忘れてた!
「先お風呂入る」
「わかった!その間に晩御飯用意するから!」
「ん」
みーくんがお風呂に入るのを見届けて、晩御飯の準備に取り掛かる。
まずはエプロン装着。
やっぱこれがないと気合い入らない。
今日の晩御飯はシチューにしようと思って昨日野菜とかは買っておいたし、ご飯の予約炊きは出来てるからシチューとサラダ作って終わり。
うん。
えーっとまずは野菜を……
「おい」
人参、玉ねぎ、じゃがいも……あとほうれん草
「おい!」
あ、ソーセージも切っておこ
「おい、みなと!」
「わっ!?な、なに!?……な、なんだ…上条か……」
び、びっくりした…
急に耳元で大声出されて肩後ろに引かれたから…
……あれ、なんかこのシチュエーション今日2度目…
「お前、勝手に料理に移行するな」
「え、え??」
「全く……もう用が無いなら帰る」
「え……晩御飯、食べていかない、の…?」
せっかく三人分、作ろうと思ってたのに…
それに上条に借りが溜まるの嫌だし…
ご、ごはん食べ終わってからもまだ少し教えてもらいたい…とか思ってたのに……
「帰っちゃう…の…?」
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