12月 熱とパーティと帰省で

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「みなとただいま」 「あ、おかえりみーくん!」 「あれ、上条いないの?」 「今寝てるよ〜」 「……?」 部活から帰ってきたみーくんが、晩御飯を作っている俺のところまで来て、肩に顎を乗せるようにして手元を覗き込んできた。 ん〜〜〜かわいいみーくん 「みなと、それは?」 「ああ、これお粥。先に用意してたから俺たちの分用意するの遅くなっちゃったんだ、ごめんねみーくん」 時間があんまり無くなっちゃったから今急いでパスタ茹でてる。 あとちょっとで茹で上がりそう。 一旦上条の様子…見てこようかな 「……上条お粥なの?」 「そうそう、なんか熱あるみたいであいつ。まだ寝てるかなぁ」 体調の悪い中来た上条は、何とか部屋まで連れて行ってベッドに横にさせた途端、一瞬で寝た。 もしかして、相当我慢してたのかな…上条。 今日も教室には来なかったけど…生徒会の仕事って忙しいんだなぁ… 料理の手を止めて、上条の様子を見に行く。ちょっとだけ部屋のドアを開けて中を覗いたら、まだ上条は寝てた。 起こさないように、静かにドアを閉めた。 「上条まだ寝てるし、先に俺らご飯にしよ?」 「うん」 茹で上がったパスタの水気を切って、みーくんには申し訳ないけど今日は簡単に、ソースを混ぜるだけ。 お皿に盛って机に運んで、久しぶりにみーくんと2人の夕食だ。
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