第1話

家族

先日、ちょっとしたいざこざで、認知能力の低さを見せつけられた。

その話の前に、うちの息子は運転免許こそとったもののﾄﾗﾌﾞﾙが多すぎて保険が1年も経たないうちにﾌﾞﾗｯｸﾘｽﾄに載ってしまったことと、携帯は依存が強くて成すべきことも出来なくなる為ｱﾌﾟﾘを最近までとめていました。
生活を守る為には親は制限をつけなければならない。うちは裕福でもなく、どちらかといえば貧乏なのだ。

人権は尊重したいし周囲の人達にも言われる。
否、周りに迷惑をかける事がわかってるのに自己管理が出来ない本人の希望を聞き、面倒な事になれば他人様は文句を言う。
偽善を振りかざしあたかも親の意見は悪。

それに踊らされ、常にそれがいざこざを引き起こす。

きっかけはささいな事だった。

『携帯持ってないと連絡がつけられない。もっとしっかりしてくれよ』

仕事先の親方に言われたようだ。
変な顔して帰ってきて言われた。

そんなのは分かっている。しっかりしてくれよ、息子よ。
運転させれば携帯を持たせる訳に行かないと始めに約束させたし、持つならｱﾌﾟﾘやめるように条件を出したら自分から携帯持つ事を諦めたではないか。