優秀なアーチフィス

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優秀なアーチフィス

「ただいま~」 「お帰り~」 「うん」 遊舞は、自分の部屋に入り、今日、 学校で起こった不可思議な出来事について、まだ考えていた。 「う~ん・・・にしても、今日は、1組のヤツら、 大変だったな~・・・怖かっただろうな・・・でも、 僕の身にも起こるかもしれない。先生も言ってた通り、 気をつけないとな」 そして、宿題をした。 「フ~ッ!!今日の宿題も終わった~!! あ~、そうだ、そろそろアーチフィスの姿を戻さないと。 アーチフィスは、僕のパートナーだから、ちゃんと、 僕のそばについてるよな?」 遊舞は、ランドセルからコントローラを取り出し、 アーチフィスの〝透明〟の魔法を解く。 〝シュン〟 アーチフィスが現れた。 「やっぱり、アーチフィスは、いつも、 パートナーの僕のそばにいるんだ!!」 「はい。私は、必要のない時以外は、なるべく、 あなたのそばにいます」 「そっか!!ついててくれてありがとう!! アーチフィスは、強いし、頭も良いから、 そばにいて、頼もしいよ!!!」 「いえいえ。コレも、私の当然の務めです。 ここに来る以前から、 あなたが私の事を良く頼ってくださっている以上、 あなたは、私のご主人様なので」 「そっか!!でも、ありがとう!!!あ~!そういえば、 アーチフィス、頭が良いからさ、 明日から、代わりに宿題やってくれない!? そうそう!何でこんな事、早く気づかなかったんだよ!! 僕は!!!」 「ダメです。不正はいけません」 「え~!!ケチ!!僕は、ご主人様なんだろ!!!」 「それは、そうなのですが、 倫理的に良くない行動を手伝うワケにはいきません。 ただ・・・・・・」 「ん?」 「教える事は、出来ます」 「ホント!?」 「はい」 「やった~!!!やっぱ、頼もしいぜ~!!! アーチフィス!!!」 「いえいえ」
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