空腹に耐えるアーチフィス

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空腹に耐えるアーチフィス

次の日、起きてから、まず、 アーチフィスの〝透明〟の魔法を解いた。 〝シュン〟 今日は、木曜日だ。 「アーチフィス、おはよう」 「おはようございます」 次の瞬間、アーチフィスのお腹が鳴った。 〝グ~ッ〟 「あ~、すいません」 「は~。アーチフィス、またお腹空いたの?ってか、 お腹空くの、早過ぎない?」 「すいません。私は、昨日も、朝食以外食べていないもので」 「そっか~。じゃあ、仕方ないね。 ごめんね!そういえば、アーチフィスに昨日、朝ご飯以外、 何も食べさせてあげてなかった!!アーチフィスも、 ゲームキャラとはいえ、この世界の人と同じように、 〝食べる〟っていう大事な事をすっかり忘れちゃってたよ!!! ホントごめん!!!ってか、それで昨日は良く ご飯食べなくて、大丈夫だったね!!!」 「あ~、私のしていた仕事は、とても過酷だったので、 食べられない事も多かったんです。なので、 空腹に耐える事は、以前からの習慣のようなものなので」 「そうか~。凄いな~。じゃあ、仕方ない。今日も、 朝ご飯、食べに行こっか」 「はい」 遊舞とアーチフィスは、今日もまた、リビングへ向かう。
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