楽しみだったはずの祝日

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楽しみだったはずの祝日

次の日の月曜日は、祝日で、遊舞は、家族で テーマパークに遊びに行く予定だったのだが、 雨が凄く強かったので、予定を変更し、行かない事にした。 「クソ~!今日は、アレ、僕の大好きなゲームのイベントも いっぱいあって、凄く楽しみにしてたのに!!」 母が「仕方ないわよ」と言った。 父は「また今度、必ず、行こうな」と言った。 遊舞は、悔しさのあまり、泣いてしまった。 宿題は、金曜日に終わらせてしまったし、外に出る事も難しく、 他にする事がなかったため、仕方なく、昨日、ラスボスを倒し、 クリアしてしまった「Limitless Chance!」を、またプレイした。 「よし。ストーリーモードは全部やっちゃったから、ヒマだけど、 フリー対戦モードで遊ぶか」と言って、遊んでいた。 遊舞は、色んなキャラを使って遊ぶ。 〝ガチャガチャガチャガチャ〟 そして、遊舞がそのゲームで1番好きな、 「とても頭が良い」という設定のキャラクター 「アーチフィス」を選んで戦おうとしたその時、 画面が急に真っ黒になり、ゲーム機やテレビの電源も切れた。 「え!?アレ!?おかしいな。今日は、確かに天気が悪いけど、 雷は落ちてないから、〝停電〟って事はなさそうだし」 その時、テレビが、まるでフラッシュのように、とても眩しく光った。 「うわぁぁぁぁぁっ!!!」
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