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果穂とは約半年前に出会い付き合う事になった。
俺はその時、ある事件の記事を書く為とあるカフェでその事件に詳しい男性を取材していたのだ。
その取材が終わり俺に声をかけてきたのが果穂だった。
一目惚れをした。
身長は女性にしては高く細身で、長く黒い髪の毛がその美しい顔立ちによく似合っていた。
彼女は俺にこう言った。
一目惚れをした…… 私と付き合ってほしいと。
まさに運命的な出会いだった。
もちろん俺に断る理由はなかった。
今まで全くと言っていいほど女性に相手にされなかった。その俺がついに光を浴びたのだ。
しかし俺はある不安が心の底にある事を知った。
フリーライターで全く仕事もなく将来もない俺を彼女はどう思うだろうかと……
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