2

3/3
2人が本棚に入れています
本棚に追加
/12ページ
「大丈夫ですか!しっかりして下さい!」 そんな大きな声で、僕は目を開けた 「良かった。急に倒れるからビックリしました」 僕はゆっくりと周りに目をやった そうか 僕はシャトルで地球を見ていたのだったっけ 窓から見える地球は、やっぱりその美しさを失っていた 僕はこの惑星を再生したいと思った 今度は幻でもなんでもなく、自分の足でしっかりとあの地に立ち、あの数々の美しい風景、あの情報量の多い、クラクラしそうな風景を、実際に見てみたい そんなこと出来るだろうか? たくさんの人の力を借りても、僕が生きている間に出来るだろうか? 分からない それでも! それから僕は地球の再生に全てを注いだ
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!