んんん

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ぷるるるるるる~♪ 日付が変わって 少し時間が経って 時々やってしまう…。 「ん、」 「あ、あのね…あたし 貴方が好きです」 「んー」 ぷー ぷー ぷー 考え過ぎる癖があるあたしは 時々 自分の頭の中で色々な事が起こりすぎて 収集がつかなくなって 勝手に不安に押し潰されそうになる… だから 真夜中にも関わらず 彼に電話で気持ちを伝える。 それで安心するなら。と彼には理解してもらった ………と。思っていた…。 ぷるるるるるる~♪ 「ん~ はい もしもし」 「あ、寝てた」 「うん 珍しいね そっちからこの時間に電話なんて」 真夜中に彼からの電話。 「今日 何の日かわかる?」 「勿論! 付き合って3年目の記念日♪」 「そう」 イベント事に 全く感心がなかったはずの彼からの電話。 「今年は覚えてたんだね♪」 「うん…」 「どうしたの?」 普段の様に ポンポンと言葉が出てこない彼。 あたしは プロポーズ と言う言葉が頭をよぎった。 まさか!っと 期待に胸を膨らませ その興奮がバレない様に。 「俺ら付き合って3年になるんだぜ」 「うん いつもありがとう」 「なのにさぁ」 え…。 彼の声のトーンが明らかに低くなった。 「お前 いつまで不安 不安って言って 夜中に電話かけてくんだよ」 「え…だから それは」 「最初は仕方ないって思ったよ!!!なのに何だよ 3年って」 違う… 違うの 違う… 「普通に考えて」 「え?」 「もぉ無理でしょ。終わりにしよ 別れよ」 違う…そんなつもりじゃ… 確かに あたしの真夜中の電話で何度か喧嘩した。 でも その度にわかってもらえてると…。 「嫌…嫌!!! 別れたくない!!!」 「無理」 「もぉしない!!!もぉしないから!!!」 必死で引き止めようとした…だけど 「お前さぁ、これで別れたら やっぱり浮気してたんだ とか 思うんだろ?」 「ぇ」 「こっちはちゃんとお前の事が好きだから 3年我慢した なのに お前 俺を信じようって思った事ないでしょ」 「そんな事ない! 信じる!ちゃんと信じてる!」 「言ってるだけだよ お前ずっと それじゃ」 ぷー ぷー ぷー… どうなってるの…? 「あたしは貴方の事が好きです」 お掛けになった電話番号は現在使われておりません。
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