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ちゃんとマナーモードにしておかないと、と思いながら次のコメントに目を通す。
『安心して、世莉ちゃん。ちゃんとこっちで見張ってる。今日は安心しておやすみ。明日、教団内を自由にあるけないようなら、すぐに出ておいで』
そんなコメントに、世莉もホッとしながら『はい、おやすみなさい』と返し、休むことにした。
時計を見れば、いつもなら寝てる時間だ。とはいえ、この状況では眠くもならないんだけど……。
「少し、歩いてみる、とか?」
そもそも、ここには欠片を探しに来たのだ。ここに千代は居ないが、世莉には欠片を感じる力がある。
「……でも、それって泥棒よね?」
けれど、神威とは違いかなりの常識人である世莉としては『窃盗』という手段を取ることは無く。
「うん、明日話してみよう。もしかしたら分かってもらえるかも」
更には楽天家の彼女は、寝ることを選択した。
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